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ケアラーズカフェKIMAMA

Author:ケアラーズカフェKIMAMA
ケアラーズカフェKIMAMA(きまま)は、自宅のリビングを開放して介護者のための居場所を提供しています。
日々介護に追われる人たちが、ほっとひと息つける場所。
気楽に集えて、おしゃべりをし、ちょっと気分転換できる場所。
「この場」が、そのお手伝いをできれば、そう考えています。
また昨年9月にケアラーズカフェをはじめたのをきっかけに、「地域共生のいえ※」になるべく準備をすすめてきました。
ひとりでも多くの介護者にこの場所を知ってもらい、忙しい介護の合間に、ひと息ついていただけたら、そう願ってのことです。

開放日:毎月第3木曜日13時~16時
参加費:ケーキとお飲物つき650円

どうぞお気軽にお越しください。


※「地域共生のいえ」とは、
オーナー自らの意思により地域の公益的かつ非営利なまちづくりの活動の場として、地域の絆を育み開放性のある活用がなされている私有の建物のこと
(一財)世田谷トラストまちづくりHPより


また同じ場所では、毎週火曜日11時~17時にコミュニティカフェ「きままなスイーツカフェ」を開催中。
詳しくは、きままなスイーツカフェfacebookをどうぞ。


お問い合わせは下記メールまたはお電話でどうぞ。

*ケアラーズカフェKIMAMA*
世田谷区桜丘5-15-11(桜丘区民センターとなり岩瀬宅)
03-3439-1650
harumi2014325@yahoo.co.jp

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オランダ福祉視察ツアー 体験記 6日目 アムステルダム 「安楽死協会」

ツアー6日目の午前中はアムステルダム市内にある「安楽死協会(NVVE)」を訪問。目の前に運河が流れる煉瓦ビルの2階、17世紀のたたずまいを残した地域にある。オランダでは安楽死という言葉は使わず、「安楽死協会」は正確には「自由意志生命の終結協会」という。当初は「オランダ尊厳死協会」という呼称であった。
オランダでは、2001年に世界で初めて安楽死を法制化したが、そもそもの議論は1973年に半身麻痺の母親をモルヒネで死亡させた女医の事件に遡る。この事件は大騒動になり、これを機に、1973年に「安楽死協会」がつくられた。その後も1994年のチャボットさん事件などが起こり、「安楽死は違法だが、条件付きで容認する」という形に落ち着いた。
その条件とは、「本人の死を望む意志」、「主治医の診断と主治医以外のもう一人の医師の承認が必要」」、「主治医が実行する」、「死後に検視官が調査して検証委員会に報告する」等である。
2012年の安楽死者は4,188人で、うち8割が末期癌患者、認知症の人が42人いた。認知症の人も、発症前から手続きを踏んでいれば安楽死できる。安楽死を行った場所は自宅でが8割近く、施設や病院でがこれに続く。
安楽死の実行者は家庭医(主治医)が9割で、老人病専門医やELC(End of Life Clinic)の医師等である。
原則的には家庭医(主治医)が安楽死を実行するが、宗教上の理由などから家庭医が拒否した場合には、ELCの医師が行うこともある。ELC(End of Life Clinic)は複数の医師により構成される財団法人で、安楽死協会(NVVE)とは別の組織、2012年3月に設立された。設立以前には、家庭医が拒否した場合は他の家庭医が実行したり、本人自身が飲食物を摂取せず自然死する方法をとっていた。
安楽死の方法は筋弛緩剤や薬(barbiturates)の投与によるものである。人口呼吸器を外すなど延命治療の中止は安楽死には相当しないという。
現在安楽死を認める国はオランダの他にベルギーやスイス、アメリカのオレゴン州やワシントン州に及んでいる。
12歳未満の安楽死については親の決断に拠るが、12歳から15歳では親の許可があれば安楽死できる。ベルギーでは12歳未満でも自分で判断できれば安楽死できる、ということで最近話題になった。
また、オランダでは外国人の安楽死は受け入れていないが、スイスでは外国人の安楽死も受け入れている。
1973年に設立された「安楽死協会(NVVE)」だが現在は147,000人の会員がいて、これは国民100人に1人の割合である。ローマ法王は安楽死にはもちろん反対の立場だが、オランダのカトリック信者の92%が安楽死に賛成というのは興味深い。
安楽死協会には23人のスタッフの他に180人ものボランティアがいて、私達に説明をしてくれた女性もそのボランティアのひとりだった。安楽死協会の役割は安楽死に関する世界中の情報を提供したり、電話で会員の相談に応じたりして支援をすること。必要があれば直接面談をする場合もある。しかし安楽死を実行するのはそれぞれの家庭医であって、この協会には医師はおらず、ましてや薬を処方することはない。安楽死について相談できる家族や友人がいない場合にはここのボランティアが、その役割を担う。
増加する認知症の人への対応や医師への情報提供や啓発活動等、今後の課題も数多くあるとのことだった。
愛する家族に見守られて、薬の入ったワインを飲み、静かに息を引き取る。そんな安楽死の一場面を想像してみる。IMG_9503_convert_20140723110036.jpg
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日本で安楽死が語られるようになるのは、果たしていつのことだろうか?

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